服のにおいケアはどうしよう?
ファッションコレクターと
考えてみる
服好きの部屋には、シーズン問わず大量のアイテムが詰めこまれている。洗えるものはいいが、冬物などの重衣料はどうするのか。ファッションにこだわる人は靴好きも多いはずだが、玄関のにおいは? クローゼットの中は何か工夫しているの?
気になることが多すぎる。以前にROOMIEの人気企画「みんなの部屋」で、その幅広いコレクションを披露してくれたファッション好きの緒方裕さんとともに、におい対策について考えてみた。
引っ越し当初からぎっしりの
ウォークインクローゼット
アパレルブランド勤務という仕事柄、シーズン毎に増える服の数々。さらには、スケートボードやスニーカー、サボテンにフィルムカメラまで。多趣味な緒方さんのコレクションは幅広い。
濱田さんも同じくアパレル企業に勤務とあって、ふたり揃って服が大好き。この広いテラス付き賃貸住宅に引っ越す前もふたりで学芸大学に住んでいたのだが「いまの2階+ロフトくらいの居住スペース」だったため、大量の服はなんとレンタルルームに預けて、シーズンで入れ替えていたほど。
「収納棚を6段くらい積み重ねて、そこに洋服を押し込んでました。この家ならスペースも余る、くらいに引っ越し前は思ってたんですけど、レンタルルームから引き取ってきたアイテムを入れてみたら、ぎゅうぎゅうでした(笑)。結局、寝室にしているロフトにも洋服を置かないと入り切らなかったくらいです」(緒方さん)
ウォークインクローゼットの収納スペースは取り決めがあるというふたり。どこまでが緒方さんのものなのかと尋ねてみれば「こっちからここまでが僕で……あ、いや、これも僕ですね」と、濱田さんのスペースをどんどん侵食している様子。
「入り切らないので私の分は圧縮して収納してるんですけど、そういうことをしてくれないんで(笑)」と濱田さんに言われても、笑顔でかわす緒方さん。服好きカップルふたりのやり取りがなんだか微笑ましい。
シューズボックスから溢れた
CONVERSEのスニーカー
玄関に目をやれば、大量のスニーカーが積み重さなっている。これも9割が緒方さんのコレクション。しかしながら、かなりの足数だ。
「スニーカーは昔から集めています。気に入ったモデルは一生履きたくなるんですけど、次に買えなくなるのが不安で2足買ったり、すごく気に入って色違いを欲しくなって買い足したりするんです」
スケートボードで使用するスニーカーは1〜2ヶ月で穴が開いてしまうそうだが、普段履きは「常に5,6足をローテーションしている」のでボロボロになることはあまりなく、どんどん増えていく。
コレクションのにおい対策って
どうしてる?
春夏物やスニーカーのような洗えるコレクションはいいが、秋冬物など洗えないもののにおい対策はどうしているのだろう。というか、これだけのスニーカーが玄関先にあると、日々においが気になりそうだが……。
「スニーカーは連続で履かないからか、においは気にはならないですね。汚れも気にしないし、干したりもしていないです。帽子(その数なんと50個以上!)はどうしても臭くなるので、月イチで洗ってます。額に当たる部分が特に汚れるので、そこに洗剤をつけて歯ブラシでこすってから洗濯機にぶちこんでます」
タバコは吸うときは、テラスか換気扇の下で吸うとのことで、においの問題はあまりない。ただ、飲み会などでついてしまったタバコや料理のにおいは気になるもの。自分自身はお風呂に入ればいいが、洗えない服は消臭剤を使うか、ドライヤーの熱を活用するか……。緒方さんたちも「洗えるものはすぐに洗って、洗えないものは消臭剤を使っている」とのこと。
緒方さんはお香も大好きで、ACME FURNITUREで見つけた「APOTHEKE FRAGRANCE」のモノを愛用。アパレルブランド『visvim』のショップで漂う香りがいいなと思っていたら、同じお香が売っていたので購入し、部屋で使っているそうだ。
部屋には緒方さんのコレクションがかなり溢れているのだが、「そこは信頼してもらっているので」というもの選びのセンスによって、ふたり暮らしのバランスは保たれている。
こだわりのあるふたりには
“信頼できる消臭剤”がいいかも
規定のサイズでは合わずブラインドカーテンを諦めたほどの、賃貸には珍しい大開口。常にお香の香りが漂うかなり居心地のいい空間だ。大量の服もサーキュレーターを回しっぱなしにすることで、カビなどが気にならないのだという。
それでも気になるにおいには消臭剤を使うというふたり。選ぶ基準は「消臭力が強そうな名前とパッケージですね(笑)」とのこと。
そこで今回は、白元アースの『ノンスメル清水香』を試してもらった。パッケージに「ホテルクオリティ」と記される通り、業務用消臭剤から誕生した家庭用消臭スプレーなので、消臭力は折り紙付きだ。
まずは、たまに干すくらいで洗うことはないというソファのカバーから。緒方さんが選んだのは、意外にも無臭タイプではなくハーバルフレッシュの香りだった。
「なんかブルーは強力そうだなって思って。おっ、もう乾いた。これ、すごい速乾性が感じられますね。一時期、香水と同じ香りのする柔軟剤も使っていたことがあって。気にいった香りだったら、香りつきタイプもアリです」(緒方さん)
ロフトから下ろして干して、また上げてという作業が結構大変な布団には、無香タイプを。靴が溢れかえる玄関やマット、部屋全体にもスプレーしてもらった。
「布団は一週間に一度干してますけど、毎日ってわけにはいかないので、日々のケアに使えますね。玄関まわりは、住人の僕たちは元々そんなににおいが気になっていないんですけど、特にお客さんが来るときに使うとよさそうです」
キッチン周りは濱田さんの担当。夏場のゴミ箱まわりや、料理の残り香が気になるときなど、『ノンスメル清水香』なら、普段からキレイに保たれたキッチンの消臭に効果的。
洗えない冬物のコートにはウッディフレッシュの香りをチョイス。ウォークインクローゼットにしまっている服にも、がんがんスプレーしていく。緒方さんの周りも服好きが多いだろうが、他の人たちはどんなにおい対策をしているのだろうか。
「天日干ししたり、ポプリを愛用している人も何人かいますけど、消臭剤はみんなの家にありますね。持っているのはスタイリストくらいですけど、裏ワザはシワ取り用のスチーマー。まあ、やっぱり消臭剤が便利ですよね。ぼくはファンシーなデザインは好きじゃないので、パッケージもこれくらいシンプルな方がいいです。元々は業務用なので強力な印象もありますしね」(緒方さん)
大量の服やスニーカー。なによりも、それらのコレクションが詰まった部屋を快適に保つには、におい対策は必須。ホテルクオリティの『ノンスメル清水香』がよきパートナーになってくれそうだ。
ノンスメル清水香[白元アース]
Photographed by Kenya Chiba
製品パッケージは執筆当時のものです。